小屋哲雄情報

小屋哲雄展2018 Oギャラリー 古典抽象主義25

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7月には画廊宮坂にて、「古典抽象主義24」を開催しましたが、引き続き
2018年11月19日(月)~25日(日)の期間で個展を開催します。
奮ってご来場下さい。

「小屋哲雄展2018 古典抽象主義・25」
2018年11月19日(月)~11月25日(日)
12:00-20:00(最終日16:00)

Oギャラリー
東京都中央区銀座1-4-9第1田村ビル3F
03-3567-7772

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コメント

  1. 抽象画家 小屋哲雄 より:

    小屋哲雄 Q&A

    ―なぜ、絵を描くのですか?

    人生の目的において私は芸術家になる事を志しており、あらゆる芸術の中で「絵画」が最も私にとって設定しやすく、すぐれた手段だと思っているからです。

    ―拝見したところ抽象のようですが、抽象画をどう捉えているのですか?

    絵を描く上での主題を考えると、表現としては抽象になりますね。

    ―もう少し詳しくお願いします。

    はい。絵を描こうとする場合、大切な事はいくつかあると思います。まず「主題」です。何を描くのか?という事ですね。描く価値があるものは何か?とも言えます。次に「技法」です。何を使って描くのか?です。そして「色彩」です。どのような色で描くのか?そして「構図」。画面上の要素の配置を練ります。
    さて、具象画と抽象画という区別ですが主に主題を設定する時に決まりそうです。もしあなたが金魚鉢を描きたくてそれをメインにしたら、大抵は具象画です。しかし、画面に現実的なものを描きたくない、もしくは精神的なものを強く感じさせたい場合は抽象画、もしくは抽象的な絵になっていくと思います。

    ― テーマにされている「古典抽象主義」について聞かせて頂けますか。

    抽象画は、具象画における限界が大きく作用して発展しました。
    神話やキリスト教や王侯貴族の姿や歴史的戦争や、そういう古典的な主題から、近代には一般人の人物画や花やお皿などの静物画や綺麗な風景画に主題が移るのですが、それらもたとえ印象派やゴッホやセザンヌやピカソ(キュビズム)のように描いてももうこれ以上描けない。シュルレアリスムやクレーの絵画も一時的な表現です。
    それで、画面の中だけで成り立つ、絵画だけの世界観が現れる訳です。「平面」という言葉が頻繁に現れるのもそのせいですね。
    しかしそれらが元になった純粋抽象もマレーヴィッチ、ニューマン、ルイスにおいて完結したと言って良いでしょう。
    他の表現手段に変えるならともかく、「絵画」を続けていく為にはやはり「古典期の絵画」が持っていた要素、純粋にする為にそぎ落としていった要素を見直して再構成して描くのが良いのではないか。大学院時代にそう自覚した私は色々な模索をしつつ1997以来「古典抽象主義」をテーマに発表しております。

    ―色々な模索とは?

    その時々の個展で、正方形の画面をテーマにしたり、コラージュをテーマにしたり、風景をテーマにしたりと模索していますがここ数年は「黒の世界」と「色彩の世界」を主題にした作品を交互に発表しました。モノクロームの絵画の力はデッサンやグリザイユで証明済みなのでそれを生かした抽象画が描けないかと思ったのです。
    大体において絵を学ぶ人はデッサンから始めるのですから理屈には合っていますよね。色彩の華やかな作品はまるでモノクロの反動ででもあるかのように原色系を鮮やかに使いました。

    ありがとうございました。

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